イスラエル、ティッシュ箱でスパイ未遂容疑のユダヤ系イラン人を国外追放
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イスラエル、ティッシュ箱でスパイ未遂容疑のユダヤ系イラン人を国外追放

Jul 24, 2023

2021年1月25日、イスラエル、テルアビブ近郊のロッドにあるベングリオン国際空港のターミナルに到着する乗客。ロイター/Ronen Zvulun/ファイル写真、ライセンス権を取得

[エルサレム、8月11日 ロイター] - イスラエルの諜報機関シンベトは金曜日、監視機器を隠すためだったとするティッシュ箱を持ってイランに飛行機で入国したユダヤ系イラン人を拘束し国外追放したことで、イランのスパイ活動を阻止したと発表した。

シン・ベット紙によると、イスラエルに親戚がいるこの男は、ベン・グリオン空港での尋問で、イスラエルの標的であるイラン治安部隊を偵察するためにイスラエルに来たことを認めたという。 同紙によると、この男性は携帯電話、モバイルバッテリー、現金を所持しているのが発見され、入国を拒否されイランに強制送還されたという。

シン・ベットは声明で、「この出来事は、イスラエルにスパイ活動とテロネットワークを確立しようとする広範なイランの取り組みの一環である」と述べた。

ニューヨークのイラン国連使節団はコメント要請に応じなかった。

容疑者が訴追されず国外追放された理由を尋ねられた治安当局者はロイターに対し、当局の他の作戦上の検討事項の中で、男が圧力を受けて行動しており、金銭的利益を動機としていたと考えていると述べた。

同当局者は、容疑者はイスラエル国民ではないため、法的手段を講じる可能性は「低い」と付け加えた。

イスラエルとイランは何十年にもわたって影の戦争に閉じ込められており、相互に妨害行為や暗殺計画があると主張されている。

世界ユダヤ人会議によると、1979年のイスラム革命前夜にはイランには約8万人のユダヤ人がおり、その後そのほとんどがイランを出国したが、このコミュニティは依然としてイスラエルを除けば中東最大であると考えられている。

Henriette Chacar によるレポート。 Dan Williams と Michelle Nichols による追加レポート。 編集:ヒュー・ローソン

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